日本は国土のおよそ7割が森林で、世界でも有数の森林国です。 しかし、山の手入れが行き届いておらず荒れた森林が増えています。
適切に手入れされた森林は、木材や水などの豊かな資源を生み出し、生態系を守り、山崩れなどの自然災害を防いでわたしたちの暮らしを守ります。また、地球温暖化防止にも重要な役割を果たします。
地域の人々の安全な暮らしを守るために。先人が残してくれた森林を、100年先の未来へ繋ぐために。 林業は今、新たな担い手を必要としています。
林業は、木を植え、育て、伐採し、製材して販売する仕事です。 仕事内容としてはシンプルですが、実は植えてから伐採までに、30年から40年という長い年月がかかっています。
その間、植えた木は独りでに育つわけではなく、雑草の下刈りや余分な枝の枝打ち、周囲の間伐など、大きく育つように適切な手入れを行わなければなりません。
こうして成長した木を伐採し、製材して市場へ運搬するまでがわたしたちの仕事です。時間と労力はかかりますが、人々の暮らしのためになくてはならない大切な仕事なのです。
重機の搬入搬出や木材を運搬するために必要な作業道を開設します。
支障木を伐採し、パワーショベル等を使用して道を切り開いていきます。
開設した作業道を使って、伐採作業を行うための重機や機材を搬入します。
ご依頼のあった区画の樹木をチェーンソーなどで伐採いたします。
伐採した木材は長さが大きいため、トラックやフォワーダで運搬出来るサイズに玉切り(カット)していきます。
玉切り(カット)した木材を、グラップルクレーンを使用してトラックやフォワーダに積み込みます。
搬出した木材を市場などの指定の場所へ運搬します。
伐採作業以外の工程では、林業機械を使用し、生産性と安全性の向上を図っています。
当社で使用している林業機械については、「活躍する林業機械」をご覧ください。
近年、林業現場では作業の効率化や身体への負担の軽減などを目的に、高性能林業機械の導入が進められています。
当社でも、以下のような林業機械を導入し、安全かつ効率的な作業の実現を目指しています。
伐採した樹木の枝を切り落としたり(枝払い)、規定の長さに切断(玉切り)して丸太に造材するための機械です。
切り出された木を掴んで持ち上げ、積み込みなどを行う荷役機械(アタッチメント)です。油圧ショベルに装着して使用します。
プロセッサで玉切りされた丸太をグラップルで荷台に積んで運ぶ集材用の機械です。トラックの入れない狭い林道や不整地などで活躍します。
美しい自然に囲まれ、四季の変化を肌で感じながら、自然と共生する林業の仕事。
その職場環境はもちろんのこと、社会貢献ややりがいの面から見ても、他にはない魅力がたくさんあります。
森と共に歩み、地域の未来を築く林業の道へ。
キコリななやまでは、林業スタッフの募集を行なっています。
私たちの仕事は、持続可能な林業の推進と豊かな自然環境の保護を通じて、地域の安全や未来を守ることです。林業の仕事に興味をお持ちの方、ぜひ一緒に働きながら持続可能な未来を創り上げましょう。